俺の副業パチログ 3/22~Pわんわんパラダイス~
「はいはい、口を開けてくださいね~…。あー、あ~これは…大きな虫歯ですね…。神経抜かないといけないかも…。」
憂鬱な時間…歯医者である。
歯医者の前でガタガタ震えながら下向いてるオッサンいるだろ?
あれが僕だ。
「 …君は新人かい? なぁ? 新人なんか? 教えてやるよルーキー…。患者の心にも麻酔しろ…。な? 前回の田中君はそれゃもう僕のガラスのハートにキツい麻酔薬を注入したぜ? …痛いんか?なぁ? 痛いんか? なぁ? なぁぁあああ!?」
僕(狂犬)は歯医者のルーキーに噛みつく。
「 はははは、麻酔するから痛くないですよ。」
爽やかである。ものっそい爽やか。
「 なぁ?ルーキーよ…ちょっと昔話を聞いてくれ。 昔、「痛くしないですからねww」 それゃもう爽やかに言った人がいてだな…若かった僕はこの人を信じてみようと思ったさ…。ええ。 いざ始まったら痛くて痛くて腹パンしてやろうかと思ったで? マジで痛いです!って言ったら何て言ったと思う?? 「 我慢してッッッ!!!」だぜ? なぁ? どう思う?? な? 」
「 大丈夫ですよ! "僕は" 痛くしないで終わらせますから。」
ルーキーの目が輝いていた。
この真っ直ぐな瞳を信じてみようと思った。
歯医者恐怖症の患者代表の僕はこの一言を待っていたのである。
このルーキーは僕の心に凄い麻酔をしたのである。
「 よし!君の本気を魅せて貰うぞ!?」
相変わらず歯を削る振動は半端ない。
あの精神を切り裂くような音が…。
つか、つうかドリルをマナーモードにしろよ!
「 はい、終わりましたよ~ 」
爽やか…ものっそい爽やか。
「 お、おうよ…。 ( えっ? もう、終わったのコイツ…このルーキー半端ねぇわ…いや、ルーキーなのか? ) 」
時計を見たら五分くらいであった…。
僕が女子なら抱かれても良い腕である。
「 お疲れ様でした。 痛く無かったでしょ?」
爽やか過ぎて眩しいぜ。
「 いや、うん。まあまあかな…。ははは。」
歯医者恐怖症の人ならわかると思うんですが治療終わった解放感は何物にも変えがたい。
終わりましたよの一言が涙が出るほど聞きたいのである。
もうね、ニコニコでルーキーの話を聞く。
「 で、次の治療は… 」
爽やか…シバクぞ?
「 は? はぁ? はぁぁあ!? 次??? ネクスト??? 次なんてねーよwwww 貴方が何を言ってるかわからない。」
狂犬が吠える。
「 いや、奥歯は終わったんですが、虫歯が後…三本あ…。」
「 …今、何て言ったの…。 なぁ? 今、なんて言ったんだ? 」
本気で絶望に似た…歯への…僕の歯への怒りが込み上げた。
さて、このままだと俺の歯医者との激闘日記になってしまうので稼働へ~
今日はゾロ目と言う事もありリニューアルした大型店へ向かう。
今日から閉店までの稼働再開なんで気合いが入る。
お目当てのわんわんパラダイスを抑えて店内一周するも他でめぼしい台も無いのでわんわんを試す。
速攻で当たり甘の恩恵を受ける。
スルーが…スルーが足り…当たる
突破したのは良いが…スルーがね。
ちょっと色々小技で何とかならないか試行錯誤。
この試行錯誤してる時間ってパチの醍醐味だと思うのよね。
色々ストローク考えたり抜けないスルーを工夫したりと。
結構な持ち玉になったがスルーは相変わらず微妙である。
電チューは左にも振って拾わせるからギリギリ足りるが…
次当ててそれでもダメなら撤退。
撤退を考えながら回す時に限って当たる不思議。
まあ、当たるのは良いが…玉減りは致命傷と踏んだので連抜けで止め。
やっぱ大手はしっかり調整してるわ…
俺の副業パチログ
実践機種 わんわんパラダイス
プラス20500G
100万貯金まで残り236000 G
不細工な形だが勝ちを拾えたと自分に言い聞かせて帰宅。
それにしても…サラリーマンにはキツイ時代だよなぁ。
イベントだー!っても打てる台は朝から来る人に取られスロは見切られた台しか空いてない…エナが大正義になるわけだぜ。
僕のような古い打ち手は潮時なのか…
毎回期待値を積めない帰り道は考えさせられる