ゲームとかほとんどやらない男が神ゲーをクリアした結果 後編 ドラゴンクエスト V 天空の花嫁
僕の嫁はフローラ。
これは決定事項である。
さて、晴れて嫁さんを貰った主人公一味が嫁とのデートに選んだのはモンスター狩りでも船での旅でもなくカジノ。
嫁に苦労掛ける訳にはいかない…カジノで一発当ててお金に困らない旅にしないとな!!!
とりあえず、有り金全部をメダルに変えてスロットにブチこむ。
たまに当たってもすぐ無くなりやがる…クソ…モンスター狩ってお金貯めるか…。
カジノの為にモンスターを狩る…カジノで負ける…モンスター狩る…はっ!
ゲーム内でもパチンカスなのか…
イカンイカン、冒険や! 親父の無念晴らすんや!母ちゃん助けるんや!!
新婚旅行に幼なじみの所へ…
うむ、僕の嫁はやはり素晴らしい。
この画像をゲーム返せコールしている友人に送りつける…ん?どーやらブロックされたようだwww
ドラゴンクエスト5は嵌まると友情を壊すんで全国のチビッ子は気を付けろー
いきなりだが、主人公の父親は王様らしい、2人は父親の国に向かいます。
結婚後に2人にやってくる大きな壁は、険しい山道でした。
「最初の2人の共同作業です!」などと言われるような、なまやさしいものでなく、夫婦は助け合って壁を乗り越えていく、ということをシンボライズしています。多分ね
そこを乗り越えたところに、新たな障害がやってきます。
フローラが倒れた。マジかっ!?
この主人公クッソ不幸やからまさか…不吉な予感を覚えます。
愛する人を失うのか?
結婚によって主人公は、やっと1人ぼっちでなくなったのです。
また失ったら、また1人ぼっちになったら、今度はやっていけないかもしれない。
しかし、フローラのそれは妊娠で、2人に子どもが生まれる吉報だとわかりました。
んだよ、旅の途中でヤることヤってんねや…嫁はカジノやってる主人公しか見てないけど大丈夫か?
カジノで有り金無くしてモンスター狩りに付き合わされ夜は安宿で…ヤンキーみたいな生活や…
子供が産まれるそんなハッピー気分のまま、父親の国に入城します。
「王の帰還」です。
王位継承のためのエピソードを終えた後、父親の国は新王即位とその子の誕生(しかも双子!)に沸き返ります。
今までずっと暗かった主人公の人生が、一つの頂点を迎えます。
あとはカジノでフィーバーと父の敵を討つだけ
だが、ここで主人公をまた不幸のズンドコに突き落とします。
恐ろしい業です。
マジでどんだけ主人公イジメんねや…やり過ぎてちょっと引くわ!
フローラがさらわれてしまうのです。
フローラ救出に繰り出した主人公を待っていたのは…父親を殺したクソ野郎の部下であった。
このクソ野郎をボコボコにしてスッキリしていたら嫁と2人石にされる。
父親を殺したクソ野郎に石像にされるんですよ。
そっからの絵面がめちゃくちゃシュールなんすよ。
石像のままゆっくり時が流れて行くのを見させられるんです。
僕は何を見せられてんのか?
しかも幸せを呼ぶ石像と呼ばれていたのが、途中で蹴り倒されてしまいます。
地面に、はいつくばっている主人公、そぼ降る雨。
月日は百代の過客。家には明るい笑い声は戻らず。
この石像生活は、まず、主人公の不幸を際だたせる効果がありますわ。
さらに、世界のおかしな変化を提示するものとなっています。
主人公の不幸を際だたせる
石像として置かれている家には子供が生まれ、幸せな日々。
子どもが立った、子どもが歩いた、一喜一憂。
これは、自身にも双子が生まれたばかりだった主人公にとって、奪われてしまった幸せの時間に他ならないのです。
石にされていなければ、今頃お城で子どもたちと……と思えば
石像生活の悲哀がさらに際だちます。
ゲマ…マジでブッ殺す!全国のチビッ子は誓ったであろう。
石像生活は成長した娘によって突然終わりを告げました。
そして知らされる衝撃の事実。
自分の息子が勇者であった。
父の夢を自分が受け継ぎ、それを子どもに伝える、
この3代記が見えて来つつあります。
失われたままのフローラを探す旅は、自分の母と出会う旅でもありました。
父と母の出会いを伝え聞き、自らが天空人の血を引いた宿命を知ることとなります。
天空を目指す旅の途中で、子どもたちにしか見えない妖精の国にまた辿り着きます。
幼かった頃に共に旅をした古き知己・ベラの協力を得て、失われたゴールドオーブを入手する手段を知ります。
それが、子ども時代の自分に会いに行くという作戦でした。
プレイヤーはこの時、見知らぬ男との会話を思い出すのです。
一見、自分と同じような帽子をかぶっている青年、
それは果たして自分でした。
ここ…マジで泣けるのよ…。
子供時代の自分に話し掛ける…
「うん。どんなにツライことがあってもボクは負けないよ」
幼き日の自分は、そう答えてくれました。
どんなにツライことがあっても負けない。
これからのツライことが、どれほどのものか、幼き日の自分はまったく知らないのです。
子どもには想像だにできないようなツライ日々が待ち受けている。
父が殺され、奴隷として働く生活。
でも、「ボクは負けないよ!」と答える自分。
せめて「お父さんを大切にするんだよ」としか言えない自分。
その万感の思いが込められた、
「お父さんを大切にするんだよ (なぜならもうすぐお父さんと永遠に別れなければならなくなるからね、それはなんともならないからね、でも大切な時間を過ごしてね)」
という一語。
5のストーリーの大きな山場です。
このあと、嫁を救い出し
奴隷として働かされていた教団をブッ潰しついに母親との再会…
ここもね、母親と初めて会う主人公…ふれあうこと無くゲマと言うクソ野郎に目の前で殺されるんです。
ようやく憎きクソ野郎をボコボコにしてからなんやかんやラスボス倒してエンディング
めちゃくちゃ不幸だった主人公の波乱万丈な人生がようやく終わり家族と仲良く過ごせる日々を勝ち取った。
滅多にゲームなんてやらない僕だがめちゃくちゃ面白かったですわ。
RPGってそこに至るまで苦労して雑魚敵に殺されかけて命からがら逃げたり、ボスにボコボコにされて泣きながらレベル上げたりと…感情移入MAXになるんすよね。
貸してくれた友人に感謝。
さて、次回からは稼働へ~
そして伝説へ~